稲畑産業 長期投資向き
PFで1位の保有率の銘柄です。私が稲畑産業に投資を始めた頃(2020年3月期)は配当が53円でしたが、今では2倍以上の配当になっています。
利回り4.5~5%が定位置だったのですが、最近は株価が上がって3,000円付近になっています。利回りが4%程度まで下がってしまい妙味が薄れていますが、今後の増配期待で緩やかながらも上を目指すのではないかと思っています。
中期経営計画の最終年度(2024年3月期)の純利益目標値は225億円でしたが、今期予想では210億円としています。多少の未達は別に問題なさそうです(前回に引き上げている)。
金利上昇による利息負担増がそこそこ大きいですが、しっかり利益は出せているので大丈夫ですね。
稲畑産業は資本政策として政策保有株の売却を進めています。2024年3月末までに2021年3月末残高比50%削減、2027年3月末までに概ね80%削減するというもの。
(政策保有株比率が高いと議決権が十分に機能しなかったり、成長への投資より安定を重視しすぎることになるという問題点があります)
計画を上回って進捗していることから、24年3月期から27年3月期までは計算上あまり売却しないということになります。
積極的に政策保有株削減を進めている会社はROEを高めようとしています。ROEが高いと競争力があると考えられ(適度に自己資本がある場合)、株価が上がりやすいです。
売却で得たキャッシュは投資や株主還元に使われますが、依然として財務は問題なしです。
常にPBR1倍以上での株価推移にしたい旨が書かれていることから、株価上昇への本気度が伝わってきます。そして、社員数がこの2年でだいぶ増えているのも近い将来に拡大期が来るのではないかと思わせてくれます。
自社株取得期間は7月末までで、残り32.7万株、残額は約16.35億円
安いタイミングで買い増し、長期で持ちたい銘柄です。
薄っすらと4,000円が・・・という日が来年あたりあるといいな😀
東ソー
分析が難しい銘柄です。
勘ですが、今期予想は若干の下振れがあっても不思議じゃないと思っておいたほうが無難かな。前期が前期だけに。とはいえ、化学メーカー屈指の好財務ですから極端な業績じゃない限りは減配は想定しなくていいでしょう。
配当利回り4.5~5%なら定期預金がてら持っておくのも手ですね。
株価的には反発期待の短期でもいいし、定期だと割り切った長期でもいいんじゃないかと思います。
1,800~1,900円になれば一部を利確すると思います。その株価でも利回りは良いのですが、増配の確率が高そうな銘柄に投資します。
三菱HCC
言わずと知れた25期連続増配企業です。最近上昇しているとはいえ、6月2日の終値765円でも配当利回り4.84%です。
2023~2025年度中期経営計画によると、配当性向40%以上を掲げています。
「株主還元は配当によって行うことを基本とする」
計画通りに進めば、1,600億円の40%以上が配当に向けられるので「今の株価で利回りが○%だな😏」と計算できてしまうわけです。
急激な動きをする銘柄じゃないので、短期投資よりも長期投資で魅力のある銘柄ですね。「その他金融株」では三菱HCC、オリックス、東京海上などが個人に人気の定番銘柄です。